「健康」から生活をまもる 最新医学と12の迷信
健康維持のために情報収集すると、
これはダメ、あれはダメ、がたくさん見つかると思います。
実際のところどれほど健康に悪いのか把握していますか。
迷信のためにいろいろ制限して、日々の生活を窮屈にすることはありません。
本書ではそれらの迷信について紹介しています。
健康意識が高い
それゆえ日々の生活がストイックになりすぎた
あれ?いろいろ気にし過ぎて私の幸福度下がってない?
本の概要
| 出版日 | 2020年6月11日 初版発行 |
|---|---|
| ページ数 | 全232ページ |
| 読了に必要な時間 | 4~5時間 |
健康を意識しすぎて色々制限するのも考えものですよ
このようなメッセージが詰め込まれています
著者は大脇幸志郎さんです。
大脇幸志郎
1983年生まれ
東京大学医学部卒
出版社勤務、医療情報サイト運営ののち医師
訳書のペトル・シュクラバネーク「人間的医療の終焉と強制的健康主義の台頭」刊行
Twitterアカウント:@0waki
目次をご紹介します。
序
1 痛風、尿酸、プリン体
2 タバコ、酒、次の標的
3 ゲーム障害、アスペルガー症候群、うつ病
4 血圧、コレステロール、メタボ
5 認知症
6 がん検診
7 プレシジョン・メディシン (高精度医療)
8 ガイドライン
9 EBM (科学的根拠に基づく医療)
10 WHO (世界保健機関)
11 ナチス、大日本帝国、そのほか
12 誰がファッションフードを笑えるか
あとがき
印象的な内容ピックアップ
本書のキーワードは、「迷信を見極めて、迷信にどう向き合えばいいかを考える」です。
結論としては、
要するに、好きに生きればいい
を提唱されています。
以下に、印象的な内容を一部ピックアップします。
痛風予防に好きなビールを辞める必要はない
ビールといえば、成分にプリン体が含まれていて、それが体内の尿酸値上昇に寄与し、痛風につながる、といった情報が一般的に広まっています。
健康診断で尿酸値が高いとビールを控えるよう助言されることもあります。
しかし、飲酒をすることで痛風になるという証拠はありません。
ビールに含まれる重量あたりのプリン体に比べ、肉や魚の方が十から百倍プリン体が多いです。
また体内でもプリン体は生成されており、食物由来で摂取するプリン体の数倍あるとされています。
ちりめんじゃこを食べて、痛風になるよと注意されることがありますか?
体内でプリン体が生成されていることをご存知でしたか?
痛風予防に、特に好きなビールを辞める必要はありません。迷信です。
痛風予防に尿酸値を下げる薬を飲むべきではない
尿酸値を下げる薬を飲んでも、痛風は防げません。
また、痛風になった人が薬を飲んで1年以内に再発数が減ったというデータはありません。
薬は1年に2回または他の要素が併発している状況で推奨されています。
薬は面倒で、お金がかかります。
また尿酸値を下げる薬には、副作用として死亡リスクを疑われているという事実があります。
ただ尿酸値が高いだけで、尿酸値を下げる薬を飲む必要はありません。
個人的感想とまとめ
本書を読み終わった感想としては、あまり健康に悪いからと食事制限を過剰にすることなく、たまには好きなものを食べていこうと思うようになりました。
他の医学や健康本を読んでいると、体に悪いとされる食べ物がいくつも出てきて、何も食べられなくなりそうで困っていました。
しかし、本書を読むことで、それらの不安が解消されて、自分がただ気にしすぎていたのだなと思えるようになり、心が軽くなりました。
今回ピックアップした内容以外にも、本書では目次に書かれている通り、様々な迷信について発信されています。
新しい長寿時代に突入している昨今、健康意識も心なしか高まっている時代と思います。
私は、長寿時代に突入しても体が健康でなければ、ただただ時間を浪費するだけの毎日になり、幸福度が下がっていくことを懸念していました。
そんな中、最近は素人でも読めるような優しめの医学系、健康系の著書を中心に読書を進めていました。
あれはダメ、これはダメ、それはよくない、これもよくない、、、
好きだったもの、いいと思っていたものがどんどん否定されていきました笑
しかし本書は、他の本とは違った視点で健康意識を改めてくれる内容で、私の視野を広げてくれた一冊になります。
今後は体にも心にも無理のない健康的な生活習慣を意識して、充実した日々が送れるよう過ごしていこうと思います。
健康を意識されている方は、本書を読んでみることをお勧めします。
健康に対する迷信について解説
迷信のために生活を犠牲にする必要はない
好きに生きればいい


