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【10分でわかる】エッセンシャル思考を要約

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エッセンシャル思考について要約してみます。

よろしくお願いします。


著者 グレッグ・マキューン

著者はグレッグ・マキューンさんです。

シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEO。

エッセンシャル思考の生き方とリーダーシップを広めるべく、世界中で講演、執筆を行い、アップル、グーグル、フェイスブック、ツイッターなどの有名企業にアドバイスを与えているそうです。

2012年には世界経済フォーラムにより、「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出。

エッセンシャル思考とは

エッセンシャル思考とは。

この本質と思われる文章を本書から抜粋すると以下です。

・正しいことをやり遂げる技術

エッセンシャル思考は、より多くのことをやり遂げる技術ではありません。

より多くのことをやろうとすると、その分自分の限りある時間やエネルギーが分散されてしまい、なかなか成果を出す事ができません。

対して、やることを決めて、それに注力する事で成果を確実に出していく事がエッセンシャル思考です。

重要な仕事で最大限の成果を出すには、「より少なく、しかしより良く」の考え方が肝要です。

そのために、やることを意識して計画的に減らす事が重要となってきます。

そうして結果を出していく事が充実感の獲得につながるとのことです。

次に、エッセンシャル思考を実践すべく、以下の3点を意識するようにしましょう。

それは、1.選択 2.捨てる 3.しくみ化 です。

エッセンシャル思考1 選択

エッセンシャル思考では自分にとって大事なものを厳選し、それに注力することで成果を出す事が目的になります。

その大事なものを選択する一つの指標が90点ルールです。

その仕事は何点?今購入を考えているものは何点?などなど。

意外と身の回りには無駄なものが溢れています。

私で言うと、会社の飲み会20点、おしゃれで高価な服25点、十分な睡眠90点、栄養価を考えた食事選び90点・・・・・

と言う感じで、会社の飲み会はコロナ禍になる前から9割型欠席していましたし、大学時代は高級志向でファッション選びに時間をかけたりしていましたが、今ではファッションにかけるお金や時間はだいぶ削減しました。

それに対して、健康維持に関しては全力投球したい項目なので、睡眠や食事、運動については時間やお金をかけるようにしています。

また、本書では「絶対にイエスと言えないなら、それはノーだ」と言っています。

周囲に流されるのではなく、自分にとって何が大事なのか、選択の際には一度冷静に考えることをお勧めします。

エッセンシャル思考2 捨てる

エッセンシャル思考を貫くためには多くのものを捨てることになります。

断ることも多々あります。

この「捨てる」事がなかなか簡単ではないことは私も実感しています。

なぜ捨てる事が難しいか、その要因を本書では3つ挙げています。

<b選択肢が多い

・他人の意見がうるさすぎる

・欲張りの時代

まず一つ目は選択肢が多いという事です。

特に日本に生活していると、何不自由なく生活できる環境が世界に比べて整っています。

時代とともに便利になっていく中で、働き方、勉強の仕方、生き方、千差万別です。

しかし人は、選択肢が増えると、逆に選べなくなってしまう生き物です。

二つ目は他人の意見がうるさすぎる

周囲の人はもちろん、インターネット上の様々な意見が、自分の選択を惑わせる要因となります。

他人の意見はノイズです。

最後に決断するのは自分であることを忘れてはいけません。

三つ目が欲張りの時代です。

世の中は「全部手に入れよう、全部やろう」の考え方が浸透してきているとのことです。

例えば、履歴書に学業以外の課外活動が多いほど評価されたりします。

そういった風潮だから自分もやるではなく、自分の意思で目的を持って行動する事が自分の人生を生きることにつながります。

と言うことで、上記の3つが「捨てる」において、弊害となっているという事実を認識しておく必要があります。

さらにもう一つ、頭に入れておきたい事が下記になります。

・サンクコストバイアス

サンクコストバイアスというのは、すでに時間やお金を支払ってしまったという理由だけでそんな取引に手を出し続ける心理的傾向のことです。

これは、心当たりがある人も多いのではないかと思います。

例を考えてみます。

新卒で入った会社だからというだけで、その会社の理不尽や不条理を感じていても、我慢してずるずるとその会社にい続けること。

保険屋さんに乗せられて入った生命保険が実はいまいちのモノだったと数年後に知るが、それまで積み上げてきたお金や時間を考えると、ダメな保険でも辞めることができない。

こういった損切りができない状態は、投資の世界でも痛感しているのですが、結局大きな含み損を抱えたまま生きていくことになり、精神衛生的にもよくありません。

サンクコストバイアスについても頭に入れておきましょう。

エッセンシャル思考3 しくみ化

エッセンシャル思考が自然とできるようになるように、少しずつ成功体験を積み重ねていきましょう。

そのために、今何が重要か考えることが大切です。

非エッセンシャル思考の人は過去や未来に囚われがちで、一番大切な「今」を生きるということが疎かになりがちとのことでした。

「今」または「今日」という日を悔いなく生きることが、いつ死ぬことになっても後悔しない生き方だと思います。

オーストラリアのとある看護師の方が、亡くなる間際の患者に「最後に後悔したこと」を尋ねて、記録していたそうです。

その回答で最も多かったのが「他人に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった」だそうです。

周囲に流されることなく、自分で選択することが「自由」につながります。

エッセンシャル思考で選択し、不要なものを捨て、確実に成果を積み上げていきましょう。

その積み上げと、「今」に集中することで、エッセンシャル思考が身体に浸透していくはずです。

最後に

エッセンシャル思考を読んでみて、大事なことに注力しないと、望んだ成果が得られないということを突きつけられた気がしました。

私は器用な方ではないのに、いろいろ手を出して中途半端に終わらせているなと痛感しました。

ちゃんと実績として残せた経験も少しありますが、確かに、その時は他のことに目もくれず、猪突猛進的な時間の使い方でした。

取捨選択をより洗練し、限りある時間およびエネルギーを大事なことに注入することで、自分にしかできない成果を出していきたいと強く思えるきっかけとなった良書でした。

それでは!


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