モモ読み始めました2(ネタバレあり)
本日も休日のため、モモを少し読み進めました。
物語系は不得意なので少しずつ読み進めます。
以下、ネタバレを含みます。
灰色の男の動き
灰色の男が理髪店に入店し、時間についての話をします。
あなたの人生の時間はあと何時間か、何分か、何秒か。。
あなたは普段何に時間を使っているか。
睡眠、仕事、親の世話、食事、友人や好きな人に会ったり、趣味に使ったり。
それらの時間を事細かに算出します。
そして、限られた人生の時間をこんなにあっという間に浪費していることを伝えていく灰色男。
灰色男は時間の銀行に勤めており、預かった時間を利子をつけて未来に返すとのこと。
理髪店員は話に乗り、日々の時間を節約して、無駄な時間をどんどん削減していくようになります。
街の人々が皆時間を節約するように
そして街の人たちは皆時間を節約するようになります。
しかし、どんなに時間を節約しても時間ができた気にならない。
また、彼らは次第にせかせかと生活するようになり、落ち着きがなく、イライラするようになり、心の余裕がなくなっていきました。
放置される子供たち
そんな大人たちの子どもはだんだん構ってもらえず、取り残されていきます。
寂しくなった子どもたちは、モモたちのいる円形劇場に赴くように。
灰色男がモモに接触
モモは街の異変が気になり、知り合いの大人たちに会いにいき、話を聞きました。
モモと話をする事で、少し正気を取り戻す人も現れます。
そんなモモを排除すべく、接触し、モモを街の人から引き剥がそうと巧みに説得する灰色男。
しかし、モモは拒絶し、灰色男の本心があらわになります。
灰色男は人々の時間を奪うことを目的としていたのです。
子どもたちが動き出す
灰色男の目論見を知ったモモはジジとベッポに話し、街の子どもたちと灰色男たちと戦うことにします。
ここまでの感想
読むに、子どもたちはとても小さくてか弱そうです。
たくさん集まったところで、得体の知れない灰色男集団を戦えるのか、悲劇が待っていないことを切に祈っております。
大人たちが時間を節約してせかせか生きて、それでも暇がない状況は、現代社会人の多くにも当てはまるのではないかと思いました。
多くの人が会社で働き、会社に振り回されながら人生の時間をどんどん吸い取られています。
自分で納得して働かれている人は素晴らしいと思いますが、働き者の日本人は会社を憎んでいる人が多数なのではないでしょうか。
今の収入が半分になっても今の職場で働き続けたいと思うでしょうか。
まだ物語は中盤ですが、おそらく時間の大切さを教えてくれるないような気がしています。
長いようで短い人生の時間。
後で後悔のないように、じっくり味わいながら生きていきたいとあらためて思う時間となりました。