レビュー

【書籍紹介】発達障害でIT社長の僕【起業】

発達障害でIT社長の僕

発達障害で数多の生きづらさを感じてきた著者の齋藤さん。

その経験を活かし、福祉×農業×ITの分野で事業展開してきたエピソードが描かれています。

こんな人におすすめ

どん底から這い上がる人生を感じとりたい

自分の可能性を信じるきっかけを作りたい

生き方の視野を広げたい

本の概要

出版日 2021年3月19日 初版発行
ページ数 全201ページ
読了に必要な時間 4~5時間
こども君
こども君
どんな内容?

発達障害の著者が数々の職業を転々とする

発達障害を才能として活かし活躍していく

人と違うことの価値を再定義する

こども君
こども君
どんな人が書いてるの?

著者は「齋藤秀一」さんです。

齋藤秀一:https://www.netartz.com/book/

株式会社ネットアーツ 代表取締役

株式会社まなぶ 取締役会長

株式会社ココトモファーム 代表取締役

不登校だった少年時代を過ごし、社会人になってからは自分の居場所を見つけられず転職を繰り返すも、自身の特性が特技になることに気づき2001年にITシステム開発会社の株式会社ネットアーツを創業。

「創造無限 人への念いが創造の源になる」を経営理念に掲げ、全国1500以上の児童発達支援・放課後デイサービス事業者に施設運営システムHUGを提供。

さらに2015年には株式会社まなぶを設立し、愛知県西尾市で放課後等デイサービスココトモを5施設、2019年6月には愛知県名古屋市で就労移行支援ココトモカレッジを開設・運営・

こうしたITと障害者支援の自社ノウハウを活かし、2019年9月愛知県犬山市に農福連携のための農業法人“ココトモファーム”を設立する。

「ココでトモだちになろう」をテーマに人と人がつながる農業を実践。

農業×福祉×ITという仕組みで、これまで縦割り行政で生じていた壁を越え、生きづらさを抱える人たちが制度に依存せず自立でき、生きがいを感じられる働き方ができる社会に向けた活動を行っている。

本書の目次は以下になります。

目次

1.学校にも社会にも居場所がない
発達障害の生きづらさ

2.「人と違うことはすばらしい!」
父の一言で、“障害”が“才能”に変わると気づく

3.「自分と同じ境遇の人を助けたい!」
発達障害児を支援するIT会社を設立

4.発達障害児支援施設向け運営管理システムを開発
業界トップシェアを達成

5.農業×ITへの挑戦。
発達障害者が活躍できる場をつくる

6.“障害”は”才能”に変えられる
発達障害だから、IT社長になれた

印象的な内容厳選

発達障害とは

医学的には「脳の中枢神経など、脳の一部の発達に生まれつき違いがある」ために起こる特性のことをいいます。

親の育て方や本人の性格のせいにされがちですがそうではありません。

情報処理の仕方が独特で、本人の得意不得意なことの凹凸が激しいなど、一見して障害とは周囲にもわかりにくいため、色々な誤解をされることも多く、そのことが「生きづらさ」にもつながっています。

代表的なものに

ASD(自閉症スペクトラム障害)

ADHD(注意欠如・多動性障害)

LD(読み書き計算などの特定のことができない学習障害)

が挙げられます。

著書の変遷

土木作業員、ウエイター、営業マン等、さまざまな業種に挑戦するも、うまく適応できずに短期間で転職を繰り返してきました。

パソコンショップで働くようになり、自分の特性を活かしながら仕事に向き合うことができるようになります。

例えば、

気が散りやすい特性は、困っているお客様に気がつきやすい

興味関心の幅が狭くこだわりが強い特性は、得意分野の話が豊富にできる

などです。

その後著者は、自分と同じように自分の特性で悩む人を支える仕事をしたいと思うようになり、起業を決断します。

児童発達支援・放課後等デイサービス事業者向けの施設運営システムHUGを開発

放課後等デイサービス ココトモを運営

農業と福祉を連携させる ココトモファームを設立

生きづらさを感じる人たちを支援する活動を積極的に行っています。

障害は才能に変えられる

発達障害の特性を持って生まれたからこそ、こうして人の役に立てる経営者になれたとのことです。

自分の特性は先天的なものが大きく、それを武器に、才能として生かさないてはありません。

自分の特性を否定して、苦手を克服しようと、周りに無理に合わせようとしても、それは自分の個性を消すことになり、自分自身を消す行為となります。

自分の特性を再認識し、それをどう活かすことができるか考えてみましょう。

誰にでも得意不得意があります。

自分にできないことも、他人には得意なことかもしれません。

互いに補い合って上手に生きていきましょう。

個人的感想とまとめ

他人と比較して自分が劣っている、ダメな存在だと卑下してしまうのではなく、才能・特技・武器として捉え、どう活かすかということの重要性を学びました。

当たり前ですが、人それぞれ生まれ持ったものは違いますし、育ってきた環境も違います。

現状の自分に不満を持ち、それを周りのせい、環境のせいとするのではなく、自分の手札でどう生きていくか、闘っていくか、あらためて考えるきっかけを作ってくれた作品と思います。

自分の特性を把握して、一度きりの人生いかに花咲かせるか、本書を読んで考えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

発達障害に悩み、生きづらさを感じてきた著者

発達障害を自分の武器としてさまざまな事業を展開していく

自分の特性を整理して、その特性をどう活かすことができるか考えてみよう

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