「イシューからはじめよ」読みました。
私には少し難解でしたが、少しでも自分の血肉となるように咀嚼&ピックアップしました。
よろしくお願いします。
著者 安宅和人
著者は安宅和人(Ataka Kazuto)氏です。
1968年富山県生まれ
東京大学大学院生物化学専攻修士号取得
マッキンゼー・アンド・カンパニー入社
4年半勤務後、イェール大学・脳神経化学プログラム入学
平均7年かかるところを3年9ヶ月で学位取得
その後、マッキンゼー復帰
2008年よりヤフー株式会社に移り、2012年よりCSOに
2018年より慶應義塾大学情報環境学部教授
「シン・ニホン」の著者でもある
イシューからはじめよ
イシューとは
A.2つ以上の集団の間で、決着の付いていない問題
B.根本に関わる、もしくは白黒はっきりしていない問題
だそうです。
少しわかりにくいと思いましたが、要は、
答えを出すべき問題(イシュー)を見極めることが大事
ということだと理解しました。
そうすることで
・プロジェクトの立ち上がりが速くなる
・混乱の発生を予防できる
・行き先が見えれば、力が湧く
という効果が得られる
ということです。
悩んでいる暇があれば考える
・悩む=答えが出ないという前提のもと、考えるふりをすること
・考える=答えが出るという前提のもと、建設的に考えを組み立てること
悩まないことは、安宅氏が仕事で最も大事にしている信念だそうです。
悩むことで貴重な時間を消費するのはやめましょう。
脱「犬の道」
バリュー度の高い仕事をするために、「犬の道」から抜け出すように著者は訴えていました。
「犬の道」とは
一心不乱に大量の仕事をする
ことで、バリュー度の高い仕事はできないとのこと。
そのために、イシューからはじめよと仰っています。
イシューからはじめるには
・イシュードリブン
・仮説ドリブン①
・仮説ドリブン②
・アウトプットドリブン
の工程を提唱されています。
イシュードリブン
これは、
「今本当に答えを出すべき問題(イシュー)を見極める」パートになります。
そのために必要なのは、
仮説を立てること
言葉にすること
が重要となるそうです。
仕事に取り掛かる時に、解決すべき問題(イシュー)を見極めることができれば
無駄なことに時間を割くことなく、バリュー度の高い仕事ができますね。
いいイシューとは
本質的な選択肢である
深い仮説がある
答えを出せる
特に重要だと思ったのは、深い仮説がある です。
深い仮説がないと、目的地のようなものがなくなり、進むべき方向性が定まらないですよね。
見極めるコツ
一次情報に触れる
実際の生データであったり、現場に足を運んで得られる情報のことです。
私の場合、製品に対する問題を部下から報告を受けた際は、なるべく実際現場に行き自分の目で確認するようにしています。
部下の報告は、部下のフィルターを通した情報になっているからです。
基本情報をスキャンする
一次情報に触れた後には、考える土台となる基本情報を集めるということです。
私の場合、関係図面や取扱説明書をざっと確認するようにしています。
集めすぎない、知りすぎない
情報の集めすぎ、知りすぎはよくないとのことです。
情報収集の効率は必ずどこかで頭打ちとなり、知恵が出なくなるというデータがあります。
私も、上述の基本情報収集はある程度に留め、その後に考えることに時間を使うようにして問題解決に努めています。
仮説ドリブン①
イシュードリブンの次は仮説ドリブン①です。
イシューを見極めた後には、以下の二つの作業が入ってきます。
・イシューを分解する
・ストーリーラインをつくる
イシューを分解し、サブイシューをつくることでイシューが抽象から具体に構造化します。
大きなイシューが解決可能なサイズのイシューに細分化するということです。
そして答えまでのストーリーラインをつくることで、分解されたイシューとそれぞれに対する仮説に基づき、イシュー全体の検証をしやすくします。
筋道が明確になって、動きやすくなりますね。
仮説ドリブン②
・ストーリーを絵コンテに
ストーリーラインの個々のイシューに対して必要な分析・検証のイメージを仮説する工程です。
イメージとは、何か経緯がわかるグラフであったり、比較がわかる図であったり、分析・検証から得られるデータです。
これらがあることで、説得力が増し、相手に納得してもらいやすくなります。
アウトプットドリブン
仮説パートが終わると、アウトプットに取り掛かります。
ここで意識することは
「完成度よりも回転数」
「エレガンスよりもスピード」
です。
回転数やスピード重視でイシューの答え導出に取り掛かりますが、つまづかないように気をつけなければいけません。
そのための注意事項が以下になります。
重要なサブイシューから分析し、その後に同じくらいのバリューで早く終わるものから取り掛かる
前提を覆す可能性があるような重要なサブイシューは最初に取り掛かるようにし、手戻りのないようにするということです。
また、思うような数字や証明が得られなければ、フェルミ推定で導出する、自分の知識では埒が明かない場合は人に聞きまくる等が書かれていました。
とにかく、つまづかないようにスピード感を持って動けというメッセージとして受け取りました。
また、イシューの見極めや仮説構築に時間をかけているため、行動はしやすいと思いました。
また、完成度を追求すればするほど途方もない時間を要します。
受け手にとって十分なレベルを意識することが大事なんですね。
最後に
安宅氏のようなハイスペック超人の方の考え方を勉強することができました。
これだけ考えながら仕事をしていれば、圧倒的なアウトプットが生み出せるんだろうなと思う反面、自分のスペックでもできるのだろうかと少し不安にもなりました笑
ただ、非効率な時間の使い方は私も嫌です。
なので、
イシューを見極めて、仮説を立てて、スピード感を持って答えを導出する
を、心の中に意識して、仕事に活かしていきたいと思いました。
それでは!


