【書籍紹介】エフォートレス思考 【レビュー】
エッセンシャル思考から続編が出ました。
その名も
エフォートレス思考
エフォートとは努力
エフォートレスとは楽
という意味です。
どんな内容なのでしょうか。。
毎日毎日空回り
頑張っても頑張っても成果が出ない
家に帰っても悩みが尽きない
本の概要
出版日 | 2021年12月6日 初版発行 |
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ページ数 | 280ページ |
読了に必要な時間 | 4~5時間 |
副題にもある通り、
最小の力で成果を最大化しようぜ
という内容です。
著者はグレッグ・マキューンさんです。
グレッグ・マキューン
McKeown Inc.のCEO。
アドビ、アップル、グーグル、メタ、ピクサー、セールスフォース・ドットコム、シマンテック、ツイッター、
VMware、ヤフーなど名だたる企業のコンサルティングを行う。
著書「エッセンシャル思考」は全米ベストセラーとなり、
ニューヨークタイムズ紙やファスト・カンパニー誌、フォーチュン誌などで取り上げられたほか、
NPRやNBCなどの有名メディアでインタビューを受けた。
ハーバード・ビジネス・レビューやリンクトインに人気ブログを寄稿し、
ポッドキャスターとしても人気が高い。
世界経済フォーラムの「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。
目次をご紹介します。
Prologue エフォートレス思考とは
PART1 エフォートレスな精神
第1章 INVERT 頑張れば成果が出るとはかぎらない
第2章 ENJOY 「我慢」を「楽しい」に変える
第3章 RELEASE 頭の中の不要品を手放す
第4章 REST 「休み」で脳をリセットする
第5章 NOTICE 今、この瞬間にフォーカスする
PART2 エフォートレスな行動
第6章 DEFINE ゴールを明確にイメージする
第7章 START はじめの一歩を身軽に踏みだす
第8章 SIMPLIFY 手順を限界まで減らす
第9章 PROGRESS よい失敗を積み重ねる
第10章 PACE 早く着くために、ゆっくり進む
PART3 エフォートレスのしくみ化
第11章 LEARN 一生モノの知識を身につける
第12章 LIFT いちばんシンプルに伝える
第13章 AUTOMATE 勝手に回る「しくみ」をつくる
第14章 TRUST 不信のコストを削減する
第15章 PREVENT 問題が起こる前に解決する
Epilogue エフォートレス思考を生きる
印象的な内容ピックアップ
以下に、印象的な内容を一部ピックアップします。
副題にある通り、
努力を最小化して、成果を最大化する
こちらを極める方法論について述べられています。
イメージとしては、バスケットボールのフリースローのようなものだそうです。
最小の力でも、プロは滅多なことがに限り外しません。
エフォートレス思考では、ステップとして3つ取り上げられています。
ステップ1 エフォートレスな精神
ステップ2 エフォートレスな行動
ステップ3 エフォートレスの仕組み化
これらを実行できれば、あらゆる物事をスマートに片付けることができます。
エフォートレスな精神
世の中には努力して、ひたすら時間をかけて結果を出すことを美徳とするところがあります。
しかし、努力をしてもあるポイントから成果が出なくなっていきます。
疲労も溜まり、生産性も落ちていき、全然前に進んで行かなくなります。
そうならないために、
エフォートレスな精神
を、まずは理解しましょう。
頭と心の中のガラクタを取り除く
頭と心の中にいろんなガラクタが溜まっていると、眼前のやるべきことに集中できません。
我々のキャパシティも時間も決まっています。
不要と思われるものはどんどん捨てていきましょう。
楽しいを探す
仕事や勉強、家事など辛い、苦しい、つまらないという感情とともにこなしていないでしょうか。
それらやるべきことを楽しくできる方法はないか少し考えてみましょう。
我慢を楽しいに変換することができれば、毎日の時間が明るく、心も軽くなっていきます。
少し視点を変えて、辛い状況を楽しいに変換できないか考えてみませんか。
休む
睡眠をおろそかにしてはいけません。
睡眠は体も心も回復させる大事な生活習慣です。
大事なテストやプレゼンのために徹夜したりしていませんか。
翌日には頭が働かなくなり、パフォーマンスはいまいちなものになってしまいますよ。
時には頑張りどきもありますが、睡眠時間はなんとしても死守してください。
今あることに目を向ける
日々、思うようにいかないことに対して不平不満を発していないでしょうか。
その行動はとても簡単ですが、なんの価値もありません。
不平不満を言うたびに頭の中がそれらで埋め尽くされ、今あるものがだんだん見えなくなってしまいます。
しかし、今あるものに目を向ければ、足りないものが手に入ります。
今この時に集中しましょう。
エフォートレスな行動
エフォートレスな精神が整ったら、エフォートレスな行動に移ります。
エフォートレスな行動
とは、
なるべくシンプルにやり遂げる
ことです。
そのために大切なことについて以下に述べます。
ゴールの明確化
ゴールを素早く見定めましょう。
ゴールが定まれば、そこに向かって突き進むのみです。
どこに行きたいか、何がしたいか、目的地がわからないと、進みようがありません。
まず最初に目的地をはっきりさせましょう。
今日のToDoを作成
やることを書き出すと止まらなくなり、それだけで疲弊し、何から手をつけていいのかわからなくなる状況があると思います。
その中でも、今日やることを決めてしまいましょう。
今日はこれとこれをやる!
決めてしまえばあとは実行するのみです。
あれこれやろうとすると、エフォートレスな精神が崩壊してしまいます。
できることをやりましょう。
上限を決める
やると決めたことには上限を決めておきましょう。
もちろん下限も。
最低限ここまでやる。多くてもここまでやる。という風に。
突き詰めようとするとキリがなく、前述のように、頑張った分だけ成果が出るとは限りません。
ある程度できるところまでやる。
これで大丈夫です。
良い失敗を積み重ねる
要は、トライアンドエラーをいかに速く回せるかが鍵となります。
初めから失敗なしに上手くできる人はいません。
失敗を恐れずに一歩を踏み出しましょう。
良い失敗を積み重ねながら、前進していきましょう。
失敗して当たり前です。
心ない人の声は右から左に受け流しましょう。
エフォートレスの仕組み化
最小の力で最大の成果が出せるようになれば、これを仕組み化できるとなお良いです。
仕組み化できると、
レバレッジをきかせて、余裕で出した結果が勝手に増えるようになります。
なるべく人間の力を使わない
例えば、身の回りの家電製品は自動で洗濯してくれたり、掃除してくれたり、人力でやろうとすると膨大な労力と時間がかかることをやってくれています。
自分が直面している仕事や課題をできるだけ、勝手に回る仕組み化できるようになれば、とても楽です。
人間の力を必要とせず、機能を実行できるようにならないか、日々考えて工夫するようにしましょう。
信頼関係も重要
チーム内の信頼関係はエンジンの潤滑剤のようなものです。
信頼がなければ、仲間の仕事を逐一確認、チェックしなければならず、指示も細かくなり、余計な手間が発生します。
信頼関係が構築されていれば、無駄なやり取りがなくなり、最小限のやり取りで、物事が進みます。
時間はかかりますが、少しずつ信頼を積み上げて、円滑なチーム作りに努めましょう。
問題は根本から切る
何か問題が発生して解決する際に、その解決方法はそれで問題ないでしょうか。
また問題が起こる可能性はありませんか。
問題解決時には再発しないような根本の原因を解決できるように行動しましょう。
同じ問題が起こらないだけで負担が激減します。
個人的感想とまとめ
エッセンシャル思考に次ぐ新作エフォートレス思考。
前作は本当に重要なことに集中しろ!という内容だったと思いますが、
本作は、最小限の力で最大限の成果を出せ!という内容でした。
仕事に追われる日々を過ごしているため、このエフォートレス思考を実行できればなんと楽だろうと思いながら読み進めていました。
本書で書かれている内容を全て実践できればどれだけ日々の負担が軽減されるだろうかと、幸せな日々を想像してしまう内容です。
私もエフォートレス思考で日々のミッションをクリアしていきたいので、できることから実践していく所存です。
まず、本日は23時に寝て、エフォートレスな精神を構築します。
そして明日からの業務では、その日にやることを明確化し、失敗を恐れずに挑戦しながら、失敗を重ねながら進みたいと思います。(エフォートレスな行動)
すぐに余計なことを考えたり、思い悩んだりする癖があるため、そこは要注意していきます。
エフォートレス思考はサラリーマン生活を送る上で少しでも我々の力になってくれる、仕事術と思います。
即実践して、幸福な人生を掴み取りましょう。
最小の力で成果を最大化しよう
まず身も心もスッキリした状態を作ること
今日やることに全集中や!

