「GACKTの勝ち方」について紹介します。
全治全能の神的存在GACKT氏。
彼の生き様について、GACKT節で語られております。
自分の心に刻みたい内容でしたので、ここに記録いたします。
GACKTの勝ち方
著者:GACKT
発行:NORTH VILLAGE
販売:サンクチュアリ出版
発売:2019年8月
GACKT氏の考える人生の勝ち方について、自分の経験してきたこと、考えてきたことについて、GACKT氏の語り口調で綴られています。
ミュージシャンや俳優、格付けの印象が強いと思いますが、実業家としても活躍されているGACKT氏。
人生をマネタイズすべく様々なことに挑戦されています。
どのような変遷を経て、今の「GACKT」が形成されているか、本書を読んで、深く知ることができると思います。
以降に、個人的に刺さった内容をピックアップいたします。
GACKTであり続ける
まず、本書を読んで感じたのは、GACKT氏自身がGACKTという理想型を俯瞰で捉えながら、そのGACKTを常に追い求めているなということがひしひしと伝わってきました。
理想のGACKT像が常に頭にあるので、自分に対してストイックに生き続けられるのではないかと感じました。
何か判断するにも、「GACKTならこうする」という判断基準があるように見えました。
そして、理想のGACKT像に「優雅」という言葉が付帯しており、「優雅」を求めるようになってから、海外移住を即行動に移したりしています。
人生の方程式として「その瞬間の発想・思考・行動=人生」を掲げています。
何事もネガティブではなくポジティブに捉え、それを言葉に出す。
そういった人生の積み重ねが、「優雅」な人生につながるとのこと。
さらに、優雅の先には無我があるとのこと。
GACKT氏はまだその無我には到達していないそうですが、その先を求めて生きていくそうです。
「優雅」この言葉の感覚を人生で味わったことがあるでしょうか。
私は、ちょっといい旅館の温泉に入って、ボーッとしている時間が頭に浮かびました笑
私も「優雅」な人生を送れるのでしょうか。
送ってみたいものです。
知覚動考
知る、覚えるはできても行動に移して、そこから得た経験から考えるまでできている人は少ないと思います。
私もなかなか行動に移せない体質であることを自覚しています。
GACKT氏はこの「知覚動考(ともかくうごこう)」を大事にし、常に実行されているそうです。
つまり、行動大事とのこと。
何かに悩んでいる時間は、停滞or後退している時間で、なんの意味もないとのこと。
思い立ったら、即行動。
多くのビジネス書で言われていることですね。
どれだけ情報をインプットしても、それはアウトプットのためのもの。
これを忘れると、何も人生前進しないですし、好転もしないです。
悩みや不安の中に思い切って突っ込んでみると、意外とそのモヤモヤが晴れたりすることがあります。
「ともかくうごこう」
心に刻みました。
GACKT氏曰く、「やるべきことをやっていると、公私共にたっぷり褒美を享受できる」とのことです。
また、「できない、は無い」も強調されていました。
何かやりたいことを提案すると、それは無理だとできない理由を提示されがちと言います。
しかし、できないと即断するのではなく、できる理由を考えろとのことです。
これも、ネガティブではなくポジティブ思考ですね。
最初からできないと決めつける思考だと、選択肢の幅が、人生の幅が狭まってしまうと思います。
自分の人生、何かやりたいと少しでも思えることがあれば、挑戦すべきです。
どうやったらそれが実現できるか、思考するだけでもワクワクしたりして、実は実現するまでの過程の方が、旨味があったりするかもしれません。
今を一生懸命生きろ
本書の後半に書かれていることが、心に刻み付けたい言葉でした。
「今日という日は、昨日、明日を本当に生きたくてそれでもこの世を去った者たちの残していった輝かしい未来。そんな1日だからこそ、本気で今日を生きろ」
これを読んで、今を全力で生きないともったいないと思いました。
今この瞬間の、1秒1秒の価値を再確認できます。
休日に堕落した生活を送って、あとで後悔する経験は多くの人にあると思います。
今日という日を全力で生きて、自分で考えて行動できれば、そこから何かしらの学びがあり、自分が目指す人生の目的地に少しでも近づけると思います。
そして、もう一つ心に残った言葉が、
「人生に迷ったときは、難しい方、困難な方をとれ」
です。
そのほうが、同じ時間を過ごしたとしても、得られるものが大きいとのことです。
人は皆いつか死にます。夢の途中で。
限られた時間の中で、自分の夢に向かって進み続けるために、1日1日を過ごす時間を大切にし、思いっきり行動、経験を積み上げていきたいと思いました。
最後に
男ならほとんどの人が憧れる存在と思います。
全てを手に入れているような存在。
普段、TVやネットで拝見するGACKT氏の背景には、圧倒的な行動やそこから学び得た知見や考えがあり、人生に勝つために誰よりも屈強な覚悟を持って、果敢に挑戦し続けていることを知り、自分自身も奮い立たされました。
この本を読むと、自分に内在する、何か行動を起こしたくなるようなエネルギーを呼び起こしてくれると思います。
人生一度きりです。
行動を起こすきっかけにお勧めの1冊です。