【健康第一】最高の体調【書籍紹介】
中田敦彦のYouTube大学でも取り上げられました。
書籍「最高の体調」
について、紹介します。
よろしくおねがしいます。
著者 鈴木祐
鈴木祐氏は1976年生まれのサイエンスライター。
慶應義塾大学SFC卒業後、出版社勤務を経て独立。
現在は、ヘルスケアをテーマとした執筆や講演を手がける。
文明病からの脱却
本書のテーマは文明病からの脱却です。
近代社会の変化によって引き起こされる、現代特有の病気が文明病です。
うつ、肥満、集中力低下、慢性疲労、モチベーション低下、不眠、弱い意志力、、
これらを引き起こす要因が、
炎症と不安
と、主張されています。
近代社会は時代とともに、目まぐるしく変化してきました。
時代の変化とともに、自分自身も変化に適応していかなければなりません。
炎症
炎症反応は、体が何らかのダメージを負ったときに起こります。
有害なダメージを取り除こうと、免疫システムが働くことです。
膝を擦り剥いた時に、怪我の部位からジクジクと液体が染み出し、皮膚が腫れ上がるのは「炎症」です。
体の表面だけではなく、内部にも炎症は存在します。
関節炎、胃腸炎、アレルギー、風邪、、、
どなたにも馴染みのある現象と思います。
怪我などの短期的な炎症よりも、長期的、慢性的なアレルギーや感染が身体機能を低下させていくとのことです。
この炎症を引き起こす原因は、昔に比べて生活様式が変化してきたことが挙げられます。
それは主に、以下になります。
昔に比べて 摂取するカロリーが多くなった
昔に比べて 睡眠時間が減少した
昔に比べて 新しい問題が出てきた(人口油の摂取、孤独)
著書では、より細かく多くなったこと、減少したこと、新しく出現したことについてまとめられています。
不安
変化の激しい現代では、いろんな不安がのしかかってきます。
ブラック企業、転職、老後、お金、コロナ、、、
さらにコミュニケーションの不安も拡大しています。
SNSが普及し、見知らぬ人とも容易に繋がることのできる時代です。
誹謗中傷や心が荒むニュースが不安を助長します。
そういった不安は、あらゆる身体パフォーマンスを低下させるそうです。
記憶力が低下し、理性的判断力を奪い、死期が早まるそうです。
生きていく上で不安は尽きません。
そんな中でも上手に不安と付き合っていくことが大事になってきます。
炎症抑制
様々な炎症は身体機能を著しく低下させます。
豊かな人生を送るためにも、炎症を抑制して健康ライフを送りましょう。
腸内環境の改善
腸内に潜む細菌が私たちの体を守ってくれています。
ビフィズス菌や乳酸菌は有名と思います。
腸内細菌はビタミン欠乏症を防いだり、食物繊維からエネルギーを生成したり、脂肪酸を生成して腸壁を守るそうです。
また、腸には栄養の他にも外敵が侵入してくる危険もあります。
その外敵をブロックする働きが腸内細菌にはあるとのこと。
腸内環境の改善策がいくつか謳われていますが、弊ブログでは発酵食品と食物繊維をピックアップします。
発酵食品は納豆、ヨーグルト、キムチ。
食物繊維はリンゴ、きのこ、ゴボウ。
どれも腸内環境を整えるのに最適です。
不安解消
時代と変化とともに、価値観の多様化が進みました。
大昔は生きるか死ぬかのはっきりした不安が主でした。
今は、前述のぼんやりした不安が私たちにのしかかります。
大事なことは、
全てが満ちた状態でも行動せずにはいられないことに集中する
そして遊び感覚でやる
だそうです。
そして、不安解消には畏敬とマインドフルネスが有効とのことです。
畏敬 自然を取り入れる
人は生活環境の影響を受けやすいです。
デジタル機器が普及し、人工物が身の回りに溢れる環境が当たり前になってきました。
ここで一度、自然を取り入れていきましょう。
自然にはリラックス効果があるため、ストレスの解消につながります。
スマホの壁紙を自然にする
部屋に観葉植物
公園に行く
アウトドア
これらを生活に取り入れることで、心身安らかになっていくとのこと。
マインドフルネス
ノイズに振り回されず、今この状況に集中する。
それだけで心が洗われます。
就寝前に1分でも瞑想を行うと、とてもリラックスできます。
睡眠
数々の本で言われていますが、睡眠は本書でも重要と主張されています。
人間の最適睡眠時間は7~9時間。
会社員でこの時間をキープできている人の割合は少ないのではないでしょうか。
少なくとも私の周りではもっと短い人たちばかりです。
睡眠時間、睡眠の質、両方にこだわることが心身の健康につながると思われます。
感想
文明病の実態について深く知ることができました。
時代の変化とともに、身体に与える影響が増えてきていることを再認識し、その対策をしていかないと自分のやりたいことができなくなってしまうという不安に襲われてしまいました。。
実際、本書で懸念されている長期的な炎症については、私も子供の頃から患っています。
慢性的な炎症は一生治らないと諦めているところもあります。
不安やストレスも確実に感じながら、それらを我慢して生きていることも多いなと自分を顧みました。
しかし、昨年、自分の価値観を整理してみたところ、大切にしたい価値観1位は健康でした。
今年は慢性的な炎症を無謀にも倒すことを目指そうと思いました。
この本を読んで即実践していることは、
リンゴ、納豆、キムチ、ヨーグルト、ゴボウ どれかを毎日摂取
スマホ壁紙を自然
作業用BGMを自然の音(川の流れ、小鳥のさえずり等)
瞑想
即日効果が期待できないかもしれませんが、継続は得意です。
健康優良児を目指して、直走ります。
最後に
体は資本です。
健康な体がなければやりたいことができません。
日々、自分の体を大事にして、豊かな生活を実現しましょう。
健康意識を高めるために、現代を生きる人に読んでもらいたい一冊です。
現場からは以上です。
メンタルの健康大事です。
