雑談の一流、二流、三流
雑談力について、一流、二流、三流の違いを学び、
良い人間関係の構築に役立てていきましょう
初対面の人と何を話せばいいかわからない
沈黙が怖い
雑談力を上げたい
本の概要
出版日 | 2020年3月16日 初版発行 |
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ページ数 | 全216ページ |
読了に必要な時間 | 3~4時間 |
雑談力がある人とない人の違いについて説明されている
雑談力を身につけることでプライベートも仕事も充実する
気まずい空気を払拭できる
著者は「桐生稔」さんです。
桐生稔
株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役
日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
一般社団法人日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ
新潟県十日町市出身
2002年、全国1200支店運営する大手人材派遣会社に入社
極度な人見知りが原因で入社3ヶ月で左遷される
そこから一念発起し、売上達成率No.1を実現する
その後音楽スクールに転職、事業部長として350名の講師をマネジメントする
2017年、社会人のリアルコミュニケーション力を向上すべく、株式会社モチベーション&コミュニケーションを設立
現在全国35都道府県でコミュニケーションセミナー、研修事業を展開する
本書の目次は以下になります。
目次
Chapter1 雑談のはじめ方
Chapter2 話の広げ方
Chapter3 聞き方とリアクション
Chapter4 雑談の盛り上げ方
Chapter5 相手の懐に入る方法
Chapter6 好印象の残し方
chapter7 雑談が上手い人の心構え
印象的な内容厳選

挨拶ツープラス
一流の人間は、雑談+2ワードを心がけているそうです。
対面した相手に、おはよう!はじめまして!といった挨拶で終わってしまっていては、雑談につながりません。
挨拶+1ワードも雑談にはつながりにくいです。
おはよう!今日も暑いね!→そうですね。
はじめまして!お会いできて光栄です!→こちらこそ。
といった感じです。
そこで、挨拶の後に2ワード付加させます。
おはよう!今日も暑いね!夏バテ大丈夫?→最近、夏バテ気味ですね。〇〇さんはどうですか?
はじめまして!お会いできて光栄です!迷わなかったですか?→迷いそうだったのですが、Googleマップでなんとかたどり着けました。
なるべく2ワード目は質問形が良いです。
一流は常に先手を取ります。
挨拶から始まる雑談の空気は自分から作りましょう。
相違点を面白がる
三流の人はいつも壁を作ってしまいがちです。
二流の人は共通点を必死に探そうとします。
一流の人は?
相手との相違点を面白がる視点で、雑談を広げます。
人は生まれ持ったもの、育った環境、考えてきたことが人それぞれで違うため、共通点を探すのは至難の業です。
むしろ相違点だらけです。
このことを認識した上で、相手との相違点を面白がる心構えを持っているのが一流です。
たとえば、自分はセロリが嫌いで相手はセロリが好きな場合、
「私はセロリが嫌いです」と言ってしまうと、そこで会話は終わってしまいます。
「セロリのどんなところが好きなんですか?」
「どう言った食べ方をするんですか?」
「いつから好きになったんですか?」
と言った感じで、相違点に興味を持つ話し方をしましょう。
人間が最も興味があるのは自分です。
私のセロリ嫌いには興味ありません。
相手に焦点を当てて、相手の話したいことを引き出しましょう。
一流は話し上手、聞き上手ではなく、話させ上手なのです。
個人的感想とまとめ

本書には多くの雑談力向上テクニックや考え方が記されています。
弊ブログでピックアップしたことだけでも、今日から雑談の質や幅が広がることを確信しました。
会話が広がるように挨拶+2ワード、相違点を面白がることで、とても楽しい雑談タイムを過ごしたいと思います。
相手の話したいことに着目しながら、質問をする。
また、本書には相手の話したいことに加えて、相手の聞きたいことにも着目するよう書かれています。
話してもらうだけではなく、自分からも相手が聞きたいことを具体的に伝えられるよう、今日から実践していきたいと思える一冊でした。
一流は雑談の重要性を理解し、雑談力を極めている
話させ上手が一流
相手のニーズ(話したいこと、聞きたいこと)に応えよう

