【書籍紹介】2040年の未来予測【レビュー】
はじめに
この本を選んだ理由ですが、今後の未来、こうなるのではないかというプロ目線の予測を知ることで、その未来に生きるために、自分は今から何ができるのか、何をすべきかを考えるきっかけ、はたまた、行動するきっかけが生まれるのではないかと思ったのが理由になります。
常に社会の変化にアンテナを立てて、大怪我しないように適応しながら生きていきたいと思います。
予測できない変化もこの先あると思いますが、今予測できうる範囲内で、今から備えていきましょう。
よろしくお願いします。
著者紹介
著者は成毛眞さんになります。
元日本マイクロソフトの代表取締役社長
twitter↓↓↓
https://twitter.com/makoto_naruke?s=20
現在は、書評サイトHONZ代表
Youtubeにもいくつか動画が上がっています。
目次
本書の題目は以下のような構成です。
#1 テクノロジーの進歩だけが未来を明るくする
#2 あなたの不幸に直結する未来の経済―-年金、税金、医療費
#3 衣・食・住を考えながら、未来を予測する力をつける
#4 天災は必ず起こる
要約
上記の4つの目次について刺さった内容をピックアップします。
スマートホーム化が進む
IOTがどんどん進み、家中の家電製品が一層便利になる未来が待っています。
IOT…internet of things
インターネットに接続されている状態のもののこと
身の回りのものが人間の行動を学習して、予測して動いてくれます。
例えば、
冷蔵庫が食品の管理や人間の体調管理、レシピの提案をしてくれる
スマートスピーカーに頼んで日用品の買い物を済ましてもらう
朝目が覚めると、カーテンが自動で開き、TVや音楽を流してくれる
自動で掃除や調理をしてくれる
等々。。。
スマートホーム化が進むことで、生活環境が激変します。
今まで自分の手でやっていたことが、家電製品にやってもらえることで時間を作ることができるようになります。
2010年の時点では一人当たりが持つインターネットにつながるものは2台(パソコン、携帯電話)くらいだったそうです。
2040年の予測では一人当たり1000台とのことです。
圧倒的な数になってしまいます。
退職金は当てにならない
退職金を当てにするのは危険です。
まず、退職金制度を設けないことは違法ではありません。
つまり、退職金がなくなる可能性もあるということです。
日本全体では約8割の企業が退職金制度を設けているが、今後どうなるかはわかりません。
実際、退職金制度を廃止する企業が少しずつ増えています。
また、退職金としてもらえる金額も減少傾向です。
1997年の平均的な退職金は3023万円だったのに対し、2017年は1997万円となっており、約20年間で1000万円減少していることがわかります。
さらに20年後には1000万円ほどに減少している可能性は大いにあります。
食生活の変化
将来的に、代替肉や培養肉が流通し、その割合が増えていくとのことです。
日本は人口減少傾向ですが、世界的には人口は増加傾向にあります。
人口が増加し、経済が発展すると、肉の消費量が増加します。
しかし、肉の生産量が追いつかないと、代替肉や培養肉で代用するしかなくなります。
代替肉は植物性大豆などを原料とした肉のようなもので、培養肉は動物の細胞から培養した肉になります。
人口的な食べ物が増える傾向です。(→体への影響はどうなのでしょうか)
今は食料がありふれていて、食べられなかった食料品の廃棄問題がよく目に留まりますが、将来的には、世界的な食糧難も訪れる未来が迫っているかもしれません。
天災は必ず起こる
昔から囁かれている、南海トラフや首都直下型地震の発生確率をご存知でしょうか。
本書によると、
南海トラフ 30年以内に起こる確率は70~80%
M7級の首都直下型地震 30年以内に起こる確率は70%
だそうです。
ちなみに、交通事故で30年以内に怪我をしたり、死亡する確率は1.05%です。
日本は毎年自然災害に遭遇し、苦しめられています。
南海トラフ地震がもし起こった際には、死亡・行方不明者数が23万1000人、全壊・全焼する建物が209万4000棟になる見込みです。
東日本大震災の被害状況は、2020年3月のデータで、死亡者が約1万6000人ですので、予想される被害状況は当時以上の想定です。
自然災害は突然起こりうるということを忘れてはいけません。
感想
本書を読んで、20年後の未来について具体的にイメージすることができ、20年後に向けての具体的なアクションプランを作るきっかけとなる作品でした。
今後予想されている未来で辛い思いをしないように、今からできる行動を進め、備えようと思いました。
個人的な行動計画は以下です。
●住まいを少しずつスマートホーム化し、最新テクノロジーの恩恵を享受しつつ、ITリテラシーのアップデートを継続する。
●お金の勉強を進め、会社に依存しない体質を常に維持する。
●農業に挑戦し、食生活に困らないようなスキルと知識を身につける。
●太平洋側から日本海側へ一旦移住し、VUCAの時代も意識しながら、一つの住居に固執しすぎない態勢も維持する。
今も楽しみつつ、未来にも備えて、人生を謳歌する努力をします!しましょう!
著者の他の書籍
最後に成毛眞さんの他の著書も紹介します。
私も今後読み進めたいと思います。
アフターコロナの観点から、備えるための発見がありそうです。

自ら働き方改革しましょう

読書しましょ
