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【やりたいことをやれ】本田宗一郎氏の本を読んでみました【あらすじ、感想】

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はじめに

本田宗一郎氏について、どういう人間なのか興味ありませんか?

本書「やりたいことをやれ」を読むことで、本田宗一郎氏の考えや哲学、人間性について知ることができます。

毎月8冊ほど読書している私が噛み砕いて紹介します。

よろしくお願いします。

本書を手に取った理由

大企業を築いた経営者の考え方を学ぶことで、自分の生き方をブラッシュアップしたいと思いました。

本田宗一郎とは

1906年(明治39年)11月17日 – 1991年(平成3年)8月5日)

日本の実業家、技術者

輸送用機器メーカー本田技研工業(通称:ホンダ)の創業者

要約

本書は、本田宗一郎氏の考えや哲学について書かれています。

その中で心に残ったところをピックアップし、要約して紹介します。

まず第一歩を

人間が進歩するためには、まず第一歩を踏み出すことが大事
もし障害があっても、第一歩を踏み出すことで知ることができる

どのビジネス書でも書かれていますが、「行動」が大事という内容です。

行動を起こさなければ、何も始まりません。

たとえ失敗したとしても、それが経験となり、改善して次に生かすことができます。

自分の目標達成のために、まず第一歩を踏み出すことを心がけましょう。

はじめの一歩!

遊びも美徳

日本は古くから、「労働は美徳、遊びは罪悪」と教え込まれてきた
「労働は美徳、遊びも美徳」という考えに、頭を切り替えることが必要である

これから余暇時間も増えていく時代、労働だけでなく、遊びも大切です。

労働も素晴らしいですが、遊びを通して、仲間とコミュニケーションを図ったり、新しい発見をしたり、心が充実する感覚を忘れないようにしましょう。

遊ぶことを忘れないで

時間は全ての生命である

一日二十四時間という限られた時間の中から、いかにして人間が自由にできる時間を獲得するかというのが、現代のテーマだと思う

すなわち、毎日の時間をどれだけ主体的に生きられるかが肝要ということです。

歳を取るほど、時間の価値はお金の価値よりも大きく感じるようになります。

生命そのものである時間を、以下に有意義に使うことができるか、私たちは毎日試されています。

タイムイズライフ

人間死ぬまでは生きるのだから

生を受けた以上どうせ死ぬのだから、やりたいことをやってざっくばらんに生き、
しかるのち、諸々の欲に執着せずに枯れ、そして死んでいくべき

生と死は表裏一体です。

生きとし生けるものいつかは死にます。

どうせ死ぬなら、生きているうちにやりたいことをどんどんやっていきましょう。

人は死ぬ

喜びを求めながら生きる

自分の幸福を追求する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものでありたい

winwinの関係は常に意識したいです。

自分も相手も勝てる、そういった結果に持っていけるように努めましょう。

幸せな世界

パイオニア精神

日本人はとかく自分に理解できないものを、否定しがちだ

本田宗一郎は、周りからは冒険ではないかと思われる仕事をたくさんしてきたそうですが、自分自身では確固たる信念を持って取り組んでいました。

人は理解できないものを否定しがちという性質を覚えておいて、そんな批判は受け流しながら、自分の信じる道を貫きましょう。

挑戦を恐るな

年寄りの方が世間知らず

急激な世の中の変化に、もはや老人はついていけなくなっている

本田宗一郎は、老人ほど世間知らずと自覚して、謙虚さを忘れずにいました。

老害と言われるような存在にならないように気をつけましょう。

近頃の若いもんはって、むかーしから聞きますよね

無心になる楽しみ

むずかしいことに取り組み、いろいろ工夫する
没我というのか、頭の中がカラッポになる
無心になる
この時間が何にもまして楽しいと、僕は思っている

世の成功者は、努力している感覚はなく、そのことに没頭しているだけということです。

本田宗一郎は仕事に夢中でした。

何か没頭できることを見つけることが大事です。

あなたの夢中になれることはなんですか?

困ることの大切さ

自分の力の足りなさを自覚し、
知恵や力を貸してくれる他人の存在を知るのもいい経験である

何か壁にぶつかると、困りますよね。

しかし、それを乗り越えようとするプロセスで、成長につながる何かに出会えます。

すぐに落ち込まず、自分の成長のきっかけとして、ポジティブに捉えましょう。

人生楽ありゃ苦もあるさ

人生の着陸を立派に

飛行機っていうものは、太平洋を無事に飛んできても、
羽田の着陸でひっくりかえりゃそれでおしまいなんだ

人生も同じです。

どれだけ人生右肩上がりだとしても、最後に事故ればいい人生とは言えません。

人生登りよりも下りが肝心なのかもしれません。

終わりよければ全てよし

番外編 若気の至り

ありがたい言葉ではないですが、やることがぶっ飛んでいたので取り上げます。

要約すると、飲みの席に招いた芸者が気に食わないことを発言し、
2階から放り投げたら、電線に引っかかってショートさせたとのこと

本田さん、反省してください。

何をやっているんだ

感想


本田技研の創業者 本田宗一郎という人間について深く知ることができる作品でした。

社長の印象しかありませんでしたが、元々はバリバリの技術屋さんということを知り、同じ理系として共感が持てました。

ものづくりに対する情熱が凄まじい印象を受け、心のうちに秘める炎のようなものがとにかく熱かったです。

また、仕事に関わらず、人生、生き方についてもやはり、自分なりの哲学を構築していて、強く気高い生き様に尊敬の念を覚えました。

前述の若気の至りしかり、他にも部下にキツくあたった過去もあったりで、荒々しい一面も垣間見得ましたが、そういう人がトップに上りつめた一つの事例として心に留めようと思いました。

本田宗一郎という名前しか知らなかった人物の、生き方、考え方を学ぶことができましたので、今後の生き方の参考にさせていただこうと思います。

ありがとうございました。

ネット上の感想

本田宗一郎の人となりが出ている一冊。考え方は現代に合わないが、どんな人だったのか想像できる。
本田宗一郎さんのツイッターを見てるような感覚の本。短い文章がたくさんなので、文字が苦手な人にも幸せ。昭和だなあ…と思う部分も多々ありながら、機械と仕事への愛がたっぷり詰まってました。誇り高き仕事する男の本、なつかしさと共に読むのがいいかと思います。

[引用元:bookmeter]

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